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2019年09月06日おしらせ

「銀行格付け診断講座(初級編)」のご案内

本講座は、諸事情により開催を延期いたします。
詳細が決まりましたら、改めてご案内させて頂きます。

 

あなたは、銀行の「自己査定」を正しく理解していますか?

こんにちは、赤沼慎太郎でございます。

銀行の「自己査定」を正しく理解することは、クライアントに銀行取引のアドバイスをする上でとても大切な事です。

自己査定を知らずして正しい銀行取引のアドバイスはできません。

銀行は、融資先企業の資産査定を行い、いわゆる「債務者格付け」を行います。正常先、要注意先(要注意先・要管理先)、破綻懸念先、実質破綻先、破綻先の5段階に分けるアレです。
この格付けによって、その会社にいくらの融資をどのくらいの金利で実行するかが決まるのです。

当然ながら、低い格付けを付けられていると、安い金利での融資どころか、融資自体が出来ないという判断を下されることになります。

では、どうすればクライアントの格付けをアップさせ、有利に銀行取引を進められるように支援することができるでしょう。

この度、財務コンサルタントの篠崎啓嗣氏を講師に招き、銀行の自己査定の基礎を徹底的にマスターする「銀行格付け診断(初級編)」を開催いたします。

1日6時間、全3回、合計18時間の短期集中徹底講座によって、債務者格付けの全てをお伝えし、あなたが顧客企業の格付けを判断し、アップさせるためのアドバイス、そしてアップさせるための具体的支援ができるように導きます。

講師の篠崎さんとは

本講座の講師の篠崎さんは、10年間の群馬銀行勤務後、損保会社、生保会社を経て2005年から財務コンサルタントに転身し、全国の中小企業の財務改善に取り組んでいる実務家です。

著書も11冊出版しおり、2008年に出版した「社長さん!銀行員の言うことをハイハイ聞いてたらあなたの会社、潰されますよ!」(すばる舎)は10万部を超えるベストセラーとなりました。

私とのお付き合いは2005年から始まり、もう14年になります。2009年に共著で「銀行としぶとく交渉して会社をゼッタイ潰すな!」(かんき出版)も出版しました。

銀行取引のエキスパートとして全国の中小企業の財務支援に取り組み、中小企業の銀行取引を熟知している篠崎さんを講師に招き、今回は、銀行取引の中でも重要なテーマである「債務者格付け(自己査定)」について徹底的にレクチャーして頂きます。

財務支援に取り組む士業、経営コンサルタントは、必見の実務講座です。

篠崎 啓嗣 (しのざき ひろつぐ)氏

篠崎 啓嗣(しのざき ひろつぐ)氏

株式会社しのざき総研 代表取締役

東京経済大学経営学部卒業後、群馬銀行入行。在籍期間10年間のうち、融資係を6ヶ月・8年半を融資渉外係として従事。

銀行員として融資渉外係として法人500社、法人融資案件800件を取り扱い、特に信用保証協会付き融資は北関東3県の協会と付き合い500案件をこなし、金融機関による貸し渋り・貸し剥しが横行し中小企業が次々と倒産に追い込まれる中、担当した企業を1社も潰すことなく業務を遂行した経験を持つ。

その後、日本生命、旧損保ジャパン、事業再生コンサル会社を経て独立、株式会社しのざき総研を設立。著書や講演活動も数多くこなす。

 

講座概要

本講座全3回の内容は下記の通りです。
1回あたりの時間は6時間。 期間は10月~11月になります。
オリジナルテキストと格付け診断シートを基に債務者格付けのノウハウを徹底的にお伝えします。

なお、受講者全員に全講義を動画によりフォローいたしますので、仕事の都合で参加できなかった講義ももちろん受講することができます。また、復習用にもご利用ください。

講座の開催場所は、東京の神田駅から徒歩6分の会場で開催いたしますので、交通の便も良く、遠方の方でもご参加しやすくなっています。

 

講座の内容

内容(予定)
開催日
第1回 ■そもそも自己査定とは
■自己査定の勘違い
■自己査定に関するよくある質問
■要注意先と要管理先は天国と地獄
■社長に自己査定の知識が必要な理由
■各債務者区分の具体的なイメージ
■自己査定時に使用する帳票の使用方法について
■銀行員が取り組む簡易的な財務分析手法を身に付ける。
第2回 ■自己査定の重要財務指標
■自己査定の財務指標から読み取れること
■決算書のBEFORE/AFTER
■銀行員が決算書を精査する時のポイント概略
■自社の簡単な自己査定
■定量評価の各指標のポイントを理解する
■事例ワーク(美容業)
第3回 ■別冊 中小企業編(金融庁のマニュアル)のポイントを理解する(※)
■企業の格付の改善ポイント(短期的取組み)
■企業の格付の改善ポイント(長期的取組み)
■自己査定の考え方から資金調達を考える
■自己査定の考え方から経営承継を考える
■事例ワーク(建設業)
■自己査定の取組から顧問先を開拓する方法
■効果測定テスト

(※)金融検査マニュアルは廃止となり、今後は各金融機関独自の判断となりますが、今後も判断のベースとなると思われますので、金融検査マニュアルの理解は現時点においても非常に重要となります。

 

会場

東京都千代田区内神田1-11-10コハラビル403号室

(JRでのアクセス)
神田駅西口 徒歩6分(山手線、京浜東北線、中央線)

(地下鉄でのアクセス)
丸ノ内線淡路町A4出口 徒歩6分、銀座線神田駅1番出口 徒歩7分、
丸ノ内線大手町駅 A1出口 徒歩7分、都営新宿線小川町 徒歩8分

【地図】

 

講師 篠崎啓嗣から皆様へ

みなさんこんにちは。この度の講師を務めます、株式会社しのざき総研の篠崎と申します。
私は、群馬銀行に10年しか在籍していませんでしたが、融資関係の仕事に約9年間携わっておりました。

格付けのラインシートの作成も500社程度は関与していたので、自己査定と言われている格付けのことは熟知しております。

ところで、みなさんは銀行の格付けと聞くと何をイメージしますか?多くの人は融資を受けるための道具と答えます。

もちろん一理あるのですが、融資を受けるためには、まずは自分の会社の体調を知らないと、いざ融資受けようとしたときに融資の諸条件(融資期間・金利・担保等)が悪くなる場合が多くあります。

また最近、中小企業の財務支援コンサルティングが注目されていると思います。もちろん素晴らしいと思うのですが、一方で残念に思うことがあります。

それは、多くのコンサルタントが決算書をそのまま評価しているからです。
格付けの本質は、融資先の「実態把握」にあります。実態把握とは融資先の決算書の貸借対照表の資産の部の勘定科目に、

1.含み損益がどの程度あるのか?
2.売掛金の回収懸念はどの程度あるのか?
3.在庫の実態はどうなっているのか?
4.役員貸付金の回収可能性は?
5.仮払金の実態は?

などについてを銀行独自の目線で評価し直しています。
取引先企業の決算書を修正評価して不良債権の算出と新規融資の審査をしているのです。

さらに銀行は、会社の連帯保証人になっている代表者の役員報酬及び個人資産の実態把握をして個人収支(個人資産の余力=いざというときの返済余力の把握)を確認して、ランクの修正をして最終ランクを決めます。

今回の講座は、こうした実態把握の概略を理解していただき、簡易的な企業評価ができるようになって頂くことを目的に講義いたします。

ちなみに、今回の内容は3日間で

1.銀行員が注視している勘定科目の独自の理解
2.自己査定フローの理解
3.金融検査マニュアル(別冊 中小企業融資編)の理解
4.自己査定からの財務コンサルテイングンの勘所を掴む
5.2社の事例(美容業、建設業)に取り組み実際のイメージを掴む

こうした実務講座は、他で開催されていないのが実態です。中小企業の財務支援に欠かせない重要なスキルを身に付ける貴重な機会となりますので、ぜひ多くの方にご参加いただきたいと思っています。

中小企業の財務貢献を一緒にしていきましょう。
会場でお会いできることを心から楽しみにしております。

 

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